
次の赤ワインは、先程白をティスティングしました、チャック・スウィニーのヴァインクリフのメルロです。
まさにメルロ!って感じの色合いですね。カベルネ・ソーヴィニヨンにはないメルロの良さ、宝石のような色ですね。そのまま取り出して指にはめたい!そんなロマンチックな色です。
これは私の個人的な印象なんですけど、カベルネ・ソーヴィニヨンをティスティングする時って、“よーし、これから戦うぞ!”って感じで気合いが入りますが、逆にメルロはリラックスしてティスティングできますね。それでは味わいましょう!
!!素晴らしい!エレガント。本当にカリフォルニアかしら?ブラインドティスティングに出したいくらい。いやこれ右岸でしょ。ラベル見てなきゃいじわるーな引っかけ問題になりますね。
カリフォルニアの2002年はヴィンテージとしてはどうなんですか?
カリフォルニアは総じてヴィンテージ毎の浮き沈みは少ない地域で安定してます。突出して良いヴィンテージではありませんが、かなり良い年ですね。
うーん、これはシャトー・クリネ?シュバルブラン?
カリフォルニアはこのぐらいの高いレベルのワインになると単一ブドウ品種で造るケースが多いですね。個人的にはほどよくブレンドしてみても非常に優秀なワインが出来ると思うんですけどね…。
香りはドライフルーツ系の香りですかね?チョコレートのような香りや味わいもありますね。有名ショコラティエが造ったミルクチョコレートみたいな。
あっ!香りを聞くの忘れちゃった!
露木さん、飲み過ぎですよー(笑)。
ついつい、あまりに美味しいものだから…。
あのー、お二人とも随分テンションも上がっているようですが、そろそろボリュームの都合もありまして、まとめに入りたいと思うのですが…。
えーっ!まだまだこれからですよー!
まぁ、そうなんですけど…。
もー、しょうがないですねー!
自然派って非常にリスクがあると思うんですよ。なんで?わざわざ自然派?って疑問がありますけど、こうしてティスティングしてみると実感できますよね。
農業というのは天気や天候、また病害虫が大発生してしまえば、その年どころかワイナリーの死活問題にも発展してしまう、そんなリスクがあるわけですね。
そこで、近年になり色々な化学肥料や農薬が使われてきたのですが、ここに来て本来の自然な栽培・醸造方法が大いに見直されてきています。このことが自然派ワインが増えている理由だと考えられます。
私はカリフォルニアで今回紹介したヴァインクリフのワイナリーで収穫の様子を視察したことがあります。
収穫はすべて手摘みで、まず除梗前に痛んでいる房は取り除きます。
それから除梗し果粒状になったものから更に手作業で悪いものを人の手で取り除いていく。そういった大変な作業をしています。それくらいやらないと、一桶駄目になるリスクは排除できない訳なんです。今回はそういった部分を少しだけ、紹介させていただきました。
ワインの愉しみ方も様々だと思いますが、このようなアプローチの仕方も面白いし、よりワインを美味しく感じることが出来るのではないでしょうか。
編集長、これでまとまった?
あ、はい…バッチリです!(苦笑)
よしっ!じゃあ続き飲もう!
編集長も仕事終わりですよ!みんなで楽しみましょう!
あ〜もう、隣でずーっと我慢してましたよ。近藤さん、本当に美味しそうに飲むからなぁ・・・。
ということで、ワイン好きの夜はまだまだ続くのでした〜。
実は、取材終了後にお酒を飲む機会があって、そのときに同席した女性がワインリストを見ながら「この中でビオワインはどれですか?」と店員に尋ねたので、おっ!と思ったわけです。ビオワインにこだわっているのですか?と聞いてみると、昨今の農薬問題などもあるし、それに本人曰く悪酔いしないと言ってました。(単なる飲みすぎでは?言えませんでしたけど…)そんな場面を目の当たりにして、改めて自然派ワインの注目度を実感しました。
“これからは、生産者の顔をみてワインを飲む”
今回、お二人のお話を伺って味だけでなく、ワインの作られる過程など非常に興味深く、私もワインの新たな魅力に触れることができました。
今回、テラダワインセレクションの読み物企画としてスタートしましたがお楽しみいただけましたか?
今後もさまざまなテーマでワインの魅力に迫りたいと思います。是非ご期待ください!
寺田倉庫に入社したが、日常業務ではワインとは無縁の日々を送る。
今回、何故か編集長の大役を担うこととなる。
その“ど素人ぶり”でしばしば関係者をあきれさせるも、今回の企画のおかげで着実に知識は向上している。
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