
さぁ次は一気にアメリカに飛びましてカリフォルニアです。
ヴァインクリフは、カリフォルニア、ナパヴァレーのオークビルにあるワイナリー、ナパ地区の中心に畑を持っています。ワイナリーのWEBを読むと、1871年に出来た非常に歴史の古いワイナリーなんです。1990年からチャック・スウィニーという人物が買取り、彼によってサスティナブル・アグリカルチャーによる自然派ワインの生産が始まります。循環的という言葉の通りで、自然のサイクルを取り入れた栽培方法をするだけでなく、地域にもメリットを循環するという考え方で、例えば畑を作る際に伐採した樹木でバス停のベンチを作ったりとかしてます。地域にある自然を大切に有効利用していこうという考え方なんですね。ではグラスに注いでみましょう!
色が輝いていますね。キラキラしてる。
香りはどうでしょう?素晴らしいシャルドネの香りですね!
シャルドネだけで造っているのですか?セミヨンっぽい香りもましますけど。ラムネとかミネラル、レモンピールを連想させる香りですね。
確かに、柑橘系の香りですね。樽で熟成している部分も残ってますね。
お魚料理に合いそう!サーモン、タラなんか合いそうですね。
それでは味わってみてください。
うん、おいしい!飲み応えがあります。パン・ド・カンパーニュをギュッて噛んだときの、アミノ酸が口に広がる感じに似てます。うまみがあります。
除草剤、農薬のたぐいは一切使ってないし、薬剤もボルドー液くらいでしょうか?
あのシャトー・モンテリーナを作ったマイク・ガーギッチのシャルドネに勝るとも劣らない素晴らしいワインですね。
もし、ブルゴーニュって言われたらモンラッシェ?って言ってしまうほどのワインですね。そういう意味ではコストパフォーマンスも高いですよね。
それでは、次は赤ワインに行きましょう。
前回ご紹介した、エマニュエル・レイノーが造る赤ワインになります。
早速、注いでみましょう。
ブドウの品種は、グルナッシュ60%・サンソー20%・クーノワーズ10%・ディヴィエール10%という配合になっています。ほとんど試験などでしかお目にかかれない品種ですね。
たしか、前回の白もクレレットというマイナーな品種だと思いましたが。わざとマイナー品種にこだわって造っているのでしょうか?
そうなんです。特にローヌ地方では、歴史ある地場品種を大事に育て使っているワイナリーが大変に多いです。
このことは、この地方に自然派生産者が多いということにつながります。自然派ワインの重要な要素でもある、「その土地に昔からある、その土地にあった葡萄からワインを造っている」と言うことの裏付けとなりますからね。
前号でもありましたね。「産地の風土に合ったワイン、その土地のすべてが表現されたワイン」マダム・ルロワの言葉ですね。
すごーい。編集長よく勉強してますねぇ。
ちなみに、この“ヴォークリューズ”というのは地方の名前です。VdPは“Vin de Pays”の略で、意味は“〜の地ワイン“という意味です。こうして分解すると、長たらしい名前でもよく分かってきますよ。ランクとしてはAOCの下の扱いになりますが、その分コストパフォーマンスは高いですよ。さてさて説明が長引きました。そろそろ味わってみましょう!
白と同じでフルーツって感じですね。ザクロのようなイメージ。あっフルーツミディトマトのような“うまみ”もありますね。
基本の味はグルナッシュの味が出てますね。色も少し濁っているでしょ。ほとんど澱引きしてないからなんですが自然派ワインに見られる特徴の一つですね。
タンニンとかの強みはあまり感じませんね。
グルナッシュ100%だとそういった部分がもっと出てきますね。サンソーなどの混醸品種が上手くバランス取っていますよ。香りはどうでしょう?花の香りがありますね。
それからベリー系ですかね。ラズベリーやクランベリーみたいな。
色々な香りが楽しめます。
ほどよい渋みがいいですね。これくらいの価格のワインって、言い方によってはジュースみたいな軽さがあるものが多いですけど。
だから、どんな料理にも合うと思いますよ。まさに万能選手!
自宅のハウスワインにしたい!
テラダ・ワインセレクションでもベストセラーです。品切れしてしまうこともしばしば。リピート率も非常に高いワインです。お客様もコストパフォーマンスの高さを実感されているのでしょう。
うん、たしかに。このワイン嫌いな人っていないと思う、まさに“普段着ワイン”って言葉がピッタリ!
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